がん手術後の再発予防について
「がんに対して手術をした後に、再発予防のために何かできることはありませんか?」
そんなことをよく聞かれます。実は標準治療では、がんの種類やステージ、手術の組織所見(病理結果)に応じて、術後化学療法(術後抗がん剤)を行うことで再発予防を行う場合があります。
しかし、標準治療を受けられる方は対象が決まっており、その方の状況によって、すべての人が術後化学療法を受けられるわけではありません。
私たちのクリニックでは、そんな方でも可能な治療をご用意しています。そして、術後化学療法だけでは不安な方も、抗がん剤と併用して行うこともできる治療もあります。組み合わせることでより再発予防効果を期待できる可能性があります。
また、再発予防を行うために最も大切なことがあります。
それは「心身メンテナンス」です。
私たちの体内では、健康な方の場合でも、1日5000個のがん細胞が発生していると言われています。ではなぜ、そのような方は「がん組織」まで大きくならないのか?
それは、身体の中の免疫サイクルが正常に機能しているからです。私たちの免疫サイクルは、がんが1日5000個発生したとしても、異常を見つけ、攻撃することができる機能を持っています。
しかし、私たちは暮らしの中で免疫サイクルを弱めているのです。
免疫サイクルを弱める要素としては大きく2つあります。
1つ目が心のストレス。2つ目が身体のストレス。
1つ目の心のストレスは、あなたの心の状態(感情)です。
憎しみ、悲しみ、怒り、孤独感・・・
それらの感情を日々抱えて過ごすことは、免疫サイクルを弱める一因となるのです。そんな方には、カウンセリングや瞑想などで心の淀みをスッキリさせることが大切です。
2つ目の身体のストレスは、生活リズムや暮らしの仕方です。
例えば、不規則な食生活や不規則な睡眠リズムを送っていると、それだけで身体に負荷がかかります。また、身体を冷やすことは、免疫サイクルを弱めることにつながると言われています。
これら2つの心身ストレスがあることで、免疫サイクルが弱まり、がんが発生してしまうのです。
そのため、術後の再発予防を考える際に、再発予防としての治療を行うだけでは不十分なのです。私たちのがんが発生する最も根本の「暮らしの仕方」まで整えていく必要があるのです。
おうじクリニックでは、
手術後の再発予防として・・・
心身メンテナンスとして・・・
などの治療をお勧めしています。
また「暮らしの仕方」の生活指導も行っています。